おたかさんの朝一番の「ありがとう」は,痛みもなく,すっと起き上がれたときのひとりごとです。
起き上がるなんて,なんてことないことだと思ってきたけれど,予期せぬ痛みを感じて,すっと起き上がることができない体験をしてしまうと,当たり前であったことに感謝するようになりませんか?
そして,起き上がれたあと,痛みもなく排泄すべきものが,いつもと同じように出せたことにも感謝です。
変な話かも知れませんが,おたかさんは,出せたものを流すときにも「ありがとう」とつぶやきます。このつぶやき癖は,母の入院時,出るべきものが出てくれることを,一緒に祈るようになった頃からのような気もします。
健康であることの証のひとつは,体から出るべきものが出せること。排泄だけではなく,おならやくしゃみなどが出たときも「ありがとう」と言葉にすると,少し体が喜んでくれるような気がします。