メッセージの最後に「ご自愛くださいますように」というフレーズをよく添えています。そして今は,この自愛が全ての根本であるのではないかと思います。自分が健やかであるために,食べて寝て少し体を動かすこと。そして,控えられる外出は控えること。自分を守ることで,みんなを守る。みんなが守られることで,いのちがつながれる。これは,がん患者さまのご家族に伝えてきたことでもあります。
みんなで桜を愛でることはできないけれど,散歩がてらに家の周りの桜をそっとひとり見する。そのひとときの幸せは,今まで感じてきたものとは違うように思えます。こんなに不安と怖れの中でも,桜は変わらず咲いてくれている、来年は,みんなで愛でれることを信じましょう。